背中の解剖学

筋トレ解剖学

広背筋

項目内容
起始胸椎:T6(7)〜L5の棘突起(胸腰筋膜を介して)
仙骨:正中仙骨稜
腸骨:腸骨稜
肋骨:第9〜12肋骨
肩甲骨:下角
停止上腕骨:小結節稜
作用肩関節:伸展(後方挙上)・内転・内旋
呼吸
支配神経胸背神経(C6~C8)
栄養血管動脈
特徴人では最も面積が大きい
ダイナミックなスポーツ動作には非常に重要な筋
「後ろに手をまわす筋」「咳の筋」とも呼ばれることがある
日常生活動作腕を後方にまたは下方に引く動作で働く
お尻を拭く動作など、また松葉杖歩行などでも強く働く
懸垂やボートを漕ぐ動作などで働く
トレーニングフロント・ラットプルダウン
シーティッドロウ
ベントオーバーロウ

脊柱起立筋

⓵腸肋筋

頚腸肋筋

項目内容
起始肋骨:第7〜3(肋骨角より内側)
停止頚椎:第6〜4椎骨横突起
作用頚椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C8~L1)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
日常生活動作片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション

胸腸肋筋

項目内容
起始肋骨:第12〜7(肋骨角の内側)
停止肋骨:第6〜1肋骨角
作用胸椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C8~L1)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
腸肋筋の脊柱起立筋の中で最も外側の筋
胸腸肋筋はその一部で、他に頸腸肋筋、腰腸肋筋がある
体幹を伸展させ、また片側が働けば体幹を同側に側屈させる働きがある
日常生活動作脊柱の正常な弯曲を保ち、背部をまっすぐ保つことで、姿勢を保持する
座位、立位での日常動作や歩行するときに働く
頸部と体幹を伸展する
片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション
英語iliocostalis thoracis(イリオコスタリス ソラシィス)
▶️ilio-は「腸骨の」を意味し、腸肋筋を指す
▶️ギリシャ語のthoracisは「胸」を意味する

腰腸肋筋

項目内容
起始腸骨:腸骨稜
仙骨
腰椎:下位の棘突起
胸腰筋膜
停止肋骨:第12〜5肋骨角の下縁
作用腰椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C8~L1)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
筋名通り、腸肋稜から起こり、肋骨に停止する筋
体幹を伸展させ、また片側が働けば体幹を同側に側屈させる働きがある
日常生活動作胸腸肋筋とともに脊柱の正常な弯曲を保ち、背部をまっすぐ保つことで、姿勢を保持する
座位、立位での日常動作や歩行するときに働く
片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション
英語iliocostalis thoracis(イリオコスタリス ランボーラム)
▶️ilio-は「腸骨の」を意味し、腸肋筋を指す
▶️lumbarは「腰部」の意味

⓶最長筋

頭最長筋

項目内容
起始頚椎・胸椎:第T3〜C3の横突起
停止側頭骨:乳様突起
作用頭部:伸展・側屈・回旋
支配神経脊髄神経後枝(C1~L5)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
日常生活動作片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション

頚最長筋

項目内容
起始胸椎:T1〜T6の横突起
停止頚椎:C2〜C5(6)横突起
作用頚椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C1~L5)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
胸最長筋の最側に位置する
横突起から起こり、横突起に停止する筋
頭部を伸展させ、また片側が働けば頭を同側に側屈させる働きがある
日常生活動作立位や座位での脊柱の正常な弯曲を維持する
歩行の際に骨盤の上に脊柱をしっかり固定する
片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション
英語longissimus cervicis(ロンジッシマス サーブィシィス)
▶️longissimusはラテン語longus「長い」の最上級(脊柱起立筋の中で最も長い)
▶️ラテン語のcervicisは「頸」を意味する

胸最長筋

項目内容
起始腸骨:腸骨稜
仙骨
腰椎:下位の棘突起
胸腰筋膜
停止内側腱列:第5腰椎の乳頭突起
腰椎:第4〜1の副突起
胸椎:横突起
外側腱列:第4〜1腰椎の横突起
肋骨:第12〜1(肋骨角より内側)
作用頚椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C1~L5)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
脊柱起立筋の中部に位置し、腸肋筋とともに脊柱起立筋を形成する
体幹を伸展させ、また片側が働けば体幹を同側に側屈させる働きがある
日常生活動作頸最長筋とともに、立位や座位での脊柱の正常な弯曲を維持する
歩行の際に骨盤の上に脊柱をしっかり固定する
脊柱の正常な弯曲を保って背部をまっすぐ保つことで、姿勢の維持に貢献する
片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション
英語longissimus thoracis(ロンジッシマス ソラシィス)
▶️longissimusはラテン語longus「長い」の最上級(脊柱起立筋の中で最も長い)
▶️ギリシャ語のthoracisは「胸」を意味する

⓷棘筋

頭棘筋

項目内容
起始肋骨:第7〜3(肋骨角より内側)
停止頚椎:第6〜4椎骨横突起
作用頚椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C6~L1)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
日常生活動作片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション

頚棘筋

項目内容
起始頚椎・胸椎:C 5~T2棘突起
停止頚椎:C 2~C4棘突起
作用脊椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C2~T10)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
棘突起から起こって、棘突起に停止する筋
正常な弯曲を保ち、脊柱を後ろに起こす働きがある
日常生活動作胸棘筋とともに、姿勢の維持に貢献する
片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション
英語spinalis cervicis(スパイナリス サーブィシィス)
▶️ラテン語のspina「とげ」から派生したspinalisは「棘状」を意味し、椎骨の突起「とげ」の間を結ぶ筋と理解するとよい
▶️ラテン語のcervicisは「頸」を意味する

胸棘筋

項目内容
起始胸椎・腰椎:T10~L 2(3)棘突起
停止胸椎:T 2~T8(9)棘突起
作用脊椎:伸展・側屈
支配神経脊髄神経後枝(C2〜T10)
栄養血管動脈
特徴深背筋の第2層は脊髄神経後枝の支配する固有の背筋で、頭頸部の板状筋と脊柱起立筋、横突棘筋などに分けられる
脊柱起立筋は胸腰筋膜に包まれて、腸骨から後頭部にまで伸びる筋の総称で外側、から腸腰筋、最長筋、棘筋の3筋に分けられる
横突棘筋は脊柱起立筋のさらに内側、深層にある筋群で、半棘筋などがある
脊柱起立筋の中で、最も内側の筋
体幹を伸展させ、また一側が働けば体幹を同側へ側屈させる働きがある
日常生活動作頸棘筋とともに、姿勢の維持に貢献する
片方が働くを、頸部と体幹を同側方に側屈する
あらゆるスポーツで働く
特にウエイトリフティング・パワーリフティングなどのリフティング動作で強く働く
トレーニングデッドリフト
スティッフレッグド・デッドリフト
バックエクステンション
英語spinalis thoracis(スパイナリス ソラシィス)
▶️ラテン語のspina「とげ」から派生したspinalisは「棘状」を意味し、椎骨の突起「とげ」の間を結ぶ筋と理解するとよい
▶️ギリシャ語のthoracisは「胸」を意味する

コメント

タイトルとURLをコピーしました